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2012年09月20日 (木) | 編集 |
先日、多摩川の某所にあるワンドで釣りをしました

やっと「遊漁券」の出番です

ワンドの場所は詳しくは書けませんが、「多摩川文明」の栄えている付近です

学生の時、世界史で習いました

「文明」は「川」の周辺に栄えると

多摩川周辺にも青いビニールシートの住居が立ち並び、それなりに栄えている場所があるので、僕はこれを「多摩川文明」と呼んでいます

今回の釣り場は、以前、貴重な話をたくさん聞かせてくれたホームレス(以下Nさん)の住居付近にあるワンドです


2回行ってきました

今日は1回目の話です

僕はこの間の話のお礼として、Nさんにアルミの空き缶をコンビニ袋一個分お土産に持って行きました

すでに先客が一人、Nさんと一緒にいました

先客はNさんから「棟梁」と呼ばれていました

本当に大工の「棟梁」やってる人なのだそうです

「棟梁」はミミズ(買ったのではなく現地の地面から調達)をエサに「チョイ投げ釣り」をやってました

いかにも安そうな釣竿です

何を狙っているのか聞くと「マハゼ」だという

「え?ここは汽水ではなく100%淡水 なぜマハゼ?」

と思ったけど「棟梁」は僕の目の前で8センチほどのマハゼを釣り上げました

「棟梁」は続けて何かを釣りました

「見せて見せて」とサカナを見せてもらうと、10センチぐらいのニゴイ

「すみません、それください、水槽で飼いたいです」

とお願いして、もらったニゴイを以前ガサガサで使っていたビールバケツに入れました

やったね! アルミ缶がニゴイになった

「わらしべ長者」みたいだ


僕も「のべ竿」を出して釣り開始!

GRL_0397.jpg
いい雰囲気のワンドでしょ

GRL_0400.jpg
このすぐ向こう側が田園調布の住宅街とはとても思えません

Nさんの話では、ここはブラックバスやブルーギルも釣れるということで、しかもNさんはバス、ギル、そして食用ガエルなどを食料にしているそうです

バスとギルが食用になることは、この間僕が教えたのです

Nさんは特定外来生物を駆除してるんですね

食用ガエルは鶏肉より美味いそうです

どんどん食べてください


そんなことより僕の竿にはアタリがありません

それに比べて、「棟梁」はバンバン釣ってます

10~20センチのコイも釣ってます

漁協の人は「多摩川は歳をとった大きなコイばかりで若いコイがいない。大きなコイが寿命で死んだら多摩川からコイがいなくなるかも知れない」と嘆いていたけど、なんのなんの、ここにはたくさん若いコイがいますよ

釣りをしていると、僕はNさんから「大将」と呼ばれるようになっていました

「棟梁」と呼ばれる人がいれば「大将」と呼ばれる人もいる

楽しい釣り場だ


しばらくすると、おじいちゃんが釣りに来て仲間に入りました

このおじいちゃんが持ってきた釣り具も「棟梁」と同じでとても安そう

魚らん川の「違法釣り堀」に集まる連中は「年金暮らしで金が無い」などとぬかしてたけど、このワンドに集まる釣り人のほうがよっぽど貧乏だ

だいたい乗ってる「自転車」が違うのだ

「違法釣り堀」の連中は、ピカピカのママチャリで、一台は電動アシスト自転車

電動自転車が買えるということは、金あるんだろ!

そういえば原付で来てるやつもいたな


それに対してこのワンドに来る釣り人の自転車はボロボロ

気の毒なくらいのボロ自転車で、荷台を改造して大きくして、そこに釣り具と釣り用の椅子を積んで来るのです

椅子といっても、廃材で作った、ただの木の箱です

「違法釣り堀」の人達は見習うべきだ!


さてさて、やがて僕にも何度かアタリが来ましたが、サカナが針にかかりません

僕の針は、赤虫用の小さい針

クチボソなどの雑魚釣りにはこれが一番だけど、なぜか釣れない


夕方5時に終了

結局、獲物ナシ

だけどもらったニゴイがいるから、ま、いっか


離れたところに置いてあったバケツを見に行ったら、3匹のニゴイとコイが1匹入っていて、酸欠になったのかニゴイは全部死んでいました

残念 「わらしべ長者」にはなれなかった


死んだニゴイはNさんが食べるというのであげました

しょう油に漬けて焼くのだそうです

焼いて保存してある完成品を見せてもらうと、それは「焼き魚」というより「燻製」に近いものでした


このあと、しばらくNさんの話を聞きました

なんとこの人、高校野球で甲子園に行った経験があるそうです

だけどNさんは甲子園へ行ってオヤジさんに怒られたそうです

当時、Nさんの家も住んでた村も、とても貧乏だったのでバスをチャーターして甲子園まで応援に行く資金が無かったというのです

その後ジャイアンツに入団するも、2軍どまり

そして20年ぐらい大手印刷会社やアスベスト関係の会社で真面目に働いたそうで「それなら年金がいくらかもらえるはずですよね」と言ってから、僕は気付きました

「もしかして住所不定だともらえないのですか?」

と尋ねると

「そこがこの国の融通のきかないところだよ」

とNさんは悲しそうな目で言いました


話を聞いてるうちに夕方6時になりました

僕は「次回は自力でニゴイを釣って持って帰ろう」、そんなことを考えながら帰途につきました

1回目の釣行はこれで終了


2回目は今度書きます



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